What is a Japanese teacher?
日本語教師とは
日本語教師に必要な資格は?
日本国内で取得できる資格としては、
(1)大学での日本語教育(主または副)専攻終了
(2)日本語教育能力検定試験合格
(3)日本語教師養成講座420時間修了
以上の3つとなりますが、ここでは(2)と(3)にしぼってお話をしたいと思います。(2)の検定試験は年に1回(10月)行われておりますが、こちらは合格率18%となかなかパスするのが厳しい試験ですし、また一度チャンスを逃すと一年間待たなければならないので、多くの日本語教師がとりあえず受講のみで取得できる420時間修了を経た後、検定試験にチャレンジしているというのが実情です。
また、検定試験はあくまでも「日本語教育」の知識を問うものであり、検定に合格したからと言って即実践で授業ができるというわけではありません。実際の日本語学校の採用試験では「模擬授業」を課すところが殆ど。採用の決め手は「模擬授業」で魅力ある授業ができるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
海外での日本語教師
日本語教師の需要が最も高いのはアジア諸国で、基本的にアジアで教える場合は、日本国内で取得可能ないずれかの資格があれば民間学校・公的教育機関(小~大学まで)で教鞭を取る事が可能です。
しかし、こと英語圏の現地の公的教育機関で教えるとなると、現地の大学での教育学部卒の資格が必要であることが殆どで、日本の資格のみで仕事をすることは非常に狭き門となります。
ただ、唯一の例外がここオーストラリア。オーストラリアでは小学校から第二外国語として日本語を選択し、日本との交換留学も盛んに行われています。そのため、大学受験で日本語を取る学生や、旅行や趣味のために大人になってからも日本語学習を続ける学生が多く、当校のような民間の日本語学校であれば、日本で認定されている資格のみで仕事をすることが可能なのです。
アジアとオーストラリアでの違い
アジアや日本での日本語学習者は、自身の進学・キャリアアップのために日本語のスキルを必要としている方が殆どを占めておりますので、授業は受験合格・資格取得のための指導がメインとなってきます。
しかし、オーストラリアでの日本語学習者は大学受験や資格取得にはじまり、趣味、旅行のために簡単な会話を学びたい、ただなんとなく新しい語学にチャレンジしたかった・・・という方まで実に様々。
よって、個々の授業もそれぞれの学生の希望に対応していかなければなりません。オーストラリアの日本語学校で教鞭を取るには、一つの型にはまらない教え方のバリエーションの豊富さが必要とされるのです。
ジャパニージーの日本語教師養成講座では、より実践的な模擬授業・実習などを通して、様々なレベルや要望の学生に対応できるような講座を提供しております。